津田梅子がブリンマー大学留学時代に着用したキャップとガウンです。津田梅子留学当時(1889年9月~1892年6月)の学部長であり第2代学長となったM・ケアリ・トマス M.Carey Thomasは、ジョンズ・ホプキンス大学Johns Hopkins University やライプチヒ大学 Universitat Leipzigをブリンマー大学のモデルとしましたが、大学の表出するイメージにも極めて敏感で、学内の建築様式はオックスフォード大学 Oxford Universityをモデルとして学問の威厳を示すことに配慮したほか、学生や教授たちが正装時に着用する帽子とガウンなどがもたらす象徴的意味にも特別な配慮を示しました。